助成・支援
Grants & Supports
募集終了
1.趣旨
助成Aは、アーティストや文化芸術団体が他分野(観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等)と連携していく活動を支援します。様々な分野のアーティストやクリエイターの創造性が発揮できる場を、美術館・ギャラリー・劇場・ホールなど以外にも拡張し、長期的に名古屋で文化芸術のつくり手の育成と、質の高い芸術創造活動につなげることを目的とします。 本助成では助成金の交付のほか、クリエイティブ・リンク・ナゴヤのスタッフが事業実施へのアドバイスや専門家への仲介などをサポートします。
2.助成金の額
上限100万円(助成対象経費の10分の10までを助成)
3.採択予定数
2件程度
※ 応募状況により採択件数が変動する場合があります。
4.助成対象となる活動
(1) 対象となる分野
美術・舞台芸術(音楽・演劇・舞踊等)など
(2) 対象となる実施期間
2023年1月14日以降に開催し、2023年3月19日までに終了する活動
(3) 対象となる活動の実施場所
名古屋市内
(4) 対象となる活動
次に該当する事業で、かつ広く市民に公開されるものであること
アーティストや文化芸術団体が主体となり、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等の様々な分野と連携して取り組む活動(公演・展示・アートプロジェクト・シンポジウム等)
【活動イメージ】
■ 地域の空き店舗・工場跡などを活用し、アーティストや文化芸術団体等とまちづくり団体が連携して行う、まちの魅力向上に貢献するプロジェクト
■ アーティストと観光推進団体やまちづくり団体等が協働で開催するもので、「文化芸術の地域活性化への活用について」などをテーマにしたシンポジウム・勉強会
■ アーティストが市民とともに、地域の歴史や人々の生活史を調査するなどして、まちのシンボルとなるような美術作品や演劇やパフォーマンス作品、音楽作品等を制作し、公演・展示等を通じて、将来的な観光客誘致を目的とする活動
■ 地域の伝統的なお祭り等の既存のイベントに対して、新たに芸術の視点を持ち込み、これまで行われてきたものを刷新し、新たな魅力を付加して発信する活動
■ アーティストや文化芸術団体がまちづくり団体等と連携し、SNS等Web技術を活かしたインフルエンサー的な活動を通じ、地域の文化資源を活かした先駆的な芸術表現を発信することで、地域の魅力向上を目指す活動
5.応募概要
(1) 申請書類受付期間
2022年12月1日(木)~12月18日(日)
(2) 申請書類
下記書類を全てそろえ、期日までに提出してください。
ア 申請書一式
① 助成金交付申請書(第1号様式)
② 収支予算書(第2号様式)
③ 事業計画書・企画書(様式任意)
イ 申請者(申請団体)に関する資料
① 定款またはこれに類する規約、会則(様式任意) ※個人申請の場合は不要
② 前年度の会計資料(様式任意) ※個人申請の場合は不要
③ 過去1年間の活動実績を示す資料(様式任意) ※チラシ、プログラム・カタログ類、団体パンフレット等
(3) 応募方法
全ての応募書類をPDFに変換し、電子メールで下記のアドレスまで提出してください。
・メールアドレス:subsidy@creative-link-nagoya.jp
・宛先:クリエイティブ・リンク・ナゴヤ事務局 助成事業担当者
※ メールの件名を「助成金の応募(助成A)」とした上で、提出書類データのファイル名は右記例に従い設定してください。数字及びアンダーバーはいずれも半角を使用してください。
6.審査の流れ
文化芸術関係者や学識経験者からなる審査会において一次審査(書類)及び二次審査(プレゼンテーション面接)を実施します。採択となった事業について助成金額を決定し、12月28日(水)に申請者に通知いたします。
(1) 一次審査(書類)
申請書、収支予算書及び申請者に関する書類による書類審査
※ 審査結果は12月23日(金)までにメールで通知いたします。
(2) 二次審査(プレゼンテーション面接)
一次審査通過者に対して、プレゼンテーション面接を行います。
ア 面接予定日
2022年12月26日(月)または12月27日(火)
イ 面接会場
時間、会場等の詳細については一次審査通過通知と併せてお送りします。
ウ プレゼンテーション方法
業計画書に沿って説明していただきます。審査員には印刷して配布しますが、PC及びプロジェクターを使用する場合は応募者ご自身で操作してください(機器は事務局で用意したものを使用します)。
詳細は「助成A:「社会連携」(アーティスト・文化芸術団体向け)(PDF形式,1.19 MB)」をご覧ください。
助成A:「社会連携」(アーティスト・文化芸術団体向け)(PDF形式,1.19 MB)
第2号様式(収支予算書)(XLSX形式,19.20 KB)
第1号様式(助成金交付申請書)(DOC形式,44.00 KB)
採択結果
助成Aは、まちづくり分野が2件、国際交流分野が1件の採択となりました。たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
助成A 社会連携:文化芸術分野からの他分野との連携
対象:アーティスト・文化芸術団体(助成上限額:100万円)
応募数:19
採択数:3
採択事業・採択者紹介
■ 事業名
PLACENESS(作品展示・トークイベント・アーティストブック)
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
鈴木 一絵 (すずき かずえ)
■ 連携分野
国際交流
■ 期日・会場
2023年3月11日・12日 / 名古屋市中川区外新町 2 丁目 84「Q SO-KO」
東南アジアとのアート交流プロジェクトSEASUNを主宰する鈴木一絵が企画。鈴木は名古屋市内の空き倉庫を改修し、新たな文化発信拠点としての整備を進めている。本助成ではタイの作家プラープダー・ユンとロンドン在住のアーティスト・さわひらきを名古屋へ招聘し、名古屋の文化資源や魅力について調査を行う。調査結果をアーティストブックとしてまとめ、2023年3月、名古屋市内にて複数回トークイベントを開催する。アーティストの目線から観察した名古屋のまちの魅力・特徴をひろく市民へ公開するとともに日本国外への訴求も視野にいれ、名古屋の多様性を発信してゆく。
■ 事業名
umino-ito ~かつての海辺でうまれる縁の糸
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
タキナオ
■ 連携分野
観光・まちづくり
■ 期日・会場
2023年3月13日~19日 / 笠寺観音境内会館前
ギャラリー空間に限らず、まちなかでの展示、パフォーマンス、ワークショップを行うアーティスト。「笠寺観音」として親しまれている笠覆寺の境内を会場に、美術作品としてのインスタレーションを設置し、その中で生命の誕生をテーマとしたパフォーマンス公演「海を孕みくる」とワークショップを開催する。参加者がワークショップで制作した手作り楽器はかんでらmonzen亭協力のまちあるきイベント「まつこ島チンドンやさん(仮)」や翌日開催される「umino-itoまちあるきツアー(仮)」でも使用され、地域の人々がアートに親しむ機会を創出する。
■ 事業名
鷲尾友公デザイン研究室・企画 「三月のメロディ」
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
鷲尾友公(わしお ともゆき)
■ 連携分野
観光・まちづくり・教育・産業
■ 期日・会場
2023年3月18日(土)/ 名古屋市北区清水・大杉・杉村地区
名古屋在住のアーティスト鷲尾友公は、独学で絵画を学び、これまでイラストやデザイン、映像など多岐に渡る制作活動を展開してきた。今回、名古屋市北区清水、大杉、杉村地区にてイベントを開催する。地域交流の場としてアーティストが改修を進めている倉庫を中心に、地域各所で日常的に行われている活動を垣間見ると共に食・音楽・パフォーマンス等を回遊するイベントを行う。世代の移り変わりと共に空き家の増加や高齢化が進む地区で、アートを通じた土地の魅力の再発見、地域コミュニティの形成と交流の場作りを目指す。