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募集終了

若手支援
キャリアアップ
助成C:キャリアアップ 募集要項

※申請の際は募集要項PDF(ページ下部よりダウンロード)を必ずご確認ください。

1.趣旨

助成Cは、新進のアーティストのキャリアアップを支援するため、自身の活動・業績を記録し、効果的にアピールするための記録集等(以下「ポートフォリオ」)作成にかかる経費を助成します。
クリエイティブ・リンク・ナゴヤでは、市中で活動する若いアーティストや文化芸術団体が名古屋の文化を長期的に醸成し、都市の魅力向上に寄与して行くことを目指します。本助成では助成金の交付のほか、クリエイティブ・リンク・ナゴヤのスタッフが作成のアドバイスや専門家への仲介などをサポートします。

2.助成金の額

上限30万円(助成対象経費の10分の10を助成)
助成金の額は、全体の応募状況を鑑みた審査等の結果を反映するため、申請された満額が支給されない場合もあります。 

3.採択予定数

7件程度

4.助成対象となる活動

(1) 対象となる分野

美術・音楽・舞台芸術(演劇・舞踊等)・映像等

(2) 対象となるアーティスト・文化芸術団体

美術作家、演奏家、パフォーマー、作曲家、演出家、プロデューサー、制作スタッフ、評論等、対象となる分野において活動する芸術家・芸術団体

(3) 対象となるポートフォリオ

記録集、作品集、記録映像、記録音源、WEBページ等

※本事業における「ポートフォリオ」とは、「アーティストが自身の活動実績をプレゼンテーションするための記録集・作品集等」を意味します。

 

【活用イメージ(例)】

(美術・アーティスト)個展開催時や美術関係者へのアピールのため、これまでの作品をまとめた作品集を制作する

(音楽・プロデューサー)次回公演につなげるため、既に企画されているコンサートにプロのカメラマンを起用、公演の模様をWEB上で公開する

(演劇・演出家)海外の演劇祭にコンタクトを取るため、字幕付きの過去作品映像を制作する

(4)対象となる制作期間

2023年7月10日(月)から2024年3月3日(日)までの期間に制作が完了すること


5.申請概要

(1) 申請書類受付期間

2023年5月8日(月)~5月31日(水)最終日 17:00

(2) 申請書類・申請書類番号

下記書類を全てそろえ、期日までに提出してください。

・申請書一式

1 助成金交付申請書(第1号様式)
2  収支予算書(第2号様式)
3  ポートフォリオ計画書・企画書(様式任意、ただし横型16:9のスライドが望ましい)

 ・申請者(申請団体)に関する資料

4 履歴書(様式任意、A4サイズ2枚程度)
5 専門分野での活動歴(様式任意)
  ※資料は、A4サイズで5ページ以内(既存のチラシなども可)、容量5MB以下とします。 また音源や映像資料の場合は、合計10分以内とし、YouTubeなどオンライン上にアップロードしたURLを明記してください
  ※申請者が名古屋市在住でなく、活動拠点のひとつとしている場合は、2020年4月1日から2023年5月31日までに実施した2件以上を含む市内での活動についての資料を添付ください
6 本人確認書類(保険証、運転免許証、パスポート等、生年月日と本名がわかるもの)

 

(3) 申請方法

事前に全ての申請書類をPDFに変換してご準備ください。

① 下記リンク先の申請フォームから必要情報を入力し、送信ボタンを押してください。

② 自動返信メールに記載されたリンク先にアクセスし、申請書類をすべてアップロードしてください。

6.審査の流れ

文化芸術関係者や学識経験者からなる審査会において一次審査(書類)及び二次審査(プレゼンテーション面接)を 実施します。採択となった事業について助成上限金額を決定し、7月3日(月)に申請者に通知いたします。

(1) 一次審査(書類)

申請書、収支予算書及び申請者に関する書類による書類審査
一次審査結果は6月16日(金)までにメールで通知いたします。

(2) 二次審査(プレゼンテーション面接)

一次審査通過者に対して、プレゼンテーション面接を行います。

面接予定日 2023年6月28日(水)

時間、会場等の詳細については一次審査通過通知と併せてお送りします。

7.申請書ダウンロード先

ページ下部よりダウンロードください。(4/26更新)

8.事前相談会(対面・オンライン)

助成事業に関する相談会を開催します。詳しくはこちらのトピックス記事をご覧ください。

9.本申請:書類提出フォーム

 申請書類提出フォームへ 

 <注意事項> 
※事前にすべてのPDFファイルをご準備ください。
※申請書類は圧縮してまとめずにアップロードしてください。
※リンクの有効期限は1時間です。アップロードの完了をもって本申請受付といたします。 

詳細は「〈募集要項〉助成C:「キャリアアップ」(PDF形式,864.75 KB)」をご覧ください。

〈募集要項〉助成C:「キャリアアップ」(PDF形式,864.75 KB)

ダウンロード

助成交付申請書(助成C)(DOCX形式,26.03 KB)

ダウンロード

収支予算書(助成C)(XLSX形式,25.74 KB)

ダウンロード

(記入見本)助成C キャリアアップ(PDF形式,328.42 KB)

ダウンロード

採択結果

助成Cは、美術が4件、音楽が3件、舞台芸術が1件の採択となりました。たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

助成C キャリアアップ:

自身の活動・業績を記録し、効果的にアピールするための記録

対象:39歳以下の若手アーティスト・文化芸術団体(助成上限額:30万円)

応募数:17

採択数:8

【概況】

若手アーティストのキャリアアップのために活動の記録集作成をサポートする、全国でも珍しい助成です。17件の申請のうち美術が4件、音楽が3件、舞台芸術が1件の、合計8件が採択されました。海外進出を視野にいれた現代美術のアーティスト、20年にわたる活動を紹介するダンスカンパニー、音楽配信サービスで作品を発表するボイスパフォーマーなどによる申請が採択されました。

 

 

採択事業・採択者紹介

■ 実施者名

afterimage(アフターイマージュ)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

舞踊/コンテンポラリーダンス

ふとしたことをきっかけにダンスの洗礼を浴びてしまった服部哲郎を中心に、2003年名古屋で結成。ダンサーは男性のみ。名古屋発のダンスカンパニーとして依然珍しい目で見られ続ける。1st公演『だまれ、蕎麦が伸びる』を皮切りとして様々な形態のダンス作品を創作、2018年には待望の落語パフォーマンス公演『松竹亭一門会』を発表。切れ味鋭いダンスと外連味あふれる演出で売り出すアラフォー突入の男たち。20年間の活動の歩みを網羅したポートフォリオとしての公式Webページを制作し、作品のアーカイブ化および観客動員数の増加を目指す。

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■ 実施者名

須貝旭(すがい・あさひ)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

美術/現代美術

愛知県立芸術大学大学院博士後期課程修了。銀箔、尿素、サイアノタイプなどを使用し、10~100年単位で図像を変容させる「時間を内包した絵画」を制作する。モチーフに関しても、天体の観察・観測にまつわるものや、狩猟動物の静物画など、人類による時間の表象を選択している。主な個展に「彗星考」(L gallery、名古屋市、2022年)、「これから来る過去、通り過ぎた未来、おぼろげな今」(Gallery Valeur、名古屋市、2019年)。作品の制作当初の状態を記録した冊子を作り、自身のコンセプトを伝える資料として活用する。

 

■ 実施者名

竹本知子(たけもと・さとこ)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

音楽/邦楽

愛知県名古屋市出身。生田流沢井箏曲院師範。3歳より母に手ほどきを受け、沢井一恵に師事。これまで数々の全国コンクールにて最優秀賞等受賞、NHK邦楽オーディション合格。名古屋城や徳川園など、地元名古屋をはじめ全国各地にて依頼公演に数多く出演。2022年「竹本知子 箏リサイタル2022」にて名古屋市民芸術祭賞受賞。NHK-総合・Eテレ「みんなのうた」放送曲やNHK-FM「邦楽のひととき」出演。箏曲の普及・発展・伝承を使命とし活動する次代の箏演奏家である。箏曲「樹の会」主宰。名古屋出身の箏演奏家として、伝統文化の普及と発展、次世代への継承を担い、楽器の知名度向上に寄与する狙いから、自身の宣伝資料となるCDを制作する。

 

■ 実施者名

MITOS(ミトス)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

美術/現代美術

1985年生まれ。2008年名古屋造形芸術大学美術学科洋画コース卒業。キャンバスという物質に対して、絵の具という物質を乗せてゆく作業の中で、絵画的エレメントを見つめながら、純粋な絵画表現の可能性を模索している。主な展覧会に「清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.97 MITOS展 静寂のリズム」(清須市はるひ美術館、愛知県、2022年)、「瀬戸現代美術展 2022」(菱野団地各所、愛知県、2022年)など。Idemitsu Art Award 2022ほか多数受賞。これまでの活動の記録集として、名古屋のクラブカルチャーの記録集にもなりうるポートフォリオを作成する。

 

■ 実施者名

藤原葵(ふじわら・あおい)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

美術/現代美術

アニメやマンガ、ゲームに登場する自然や光、爆発などのエフェクトをテーマに作品を制作している。主な展覧会に「あいちトリエンナーレ 2019」(愛知県美術館、2019年)、「アートアワードトーキョー丸の内 2019」(行幸地下ギャラリー、東京都、2019年)、「出張N@豊田市美術館ギャラリー『わからなかった昨日の翌日“crossing that bridge now we’ve come to it”』」(豊田市美術館ギャラリー、愛知県、2021年)、「形態」(三菱一号館美術館、東京都、2018年)など。今後予定している海外での活動を念頭に、これまでの作品のアーカイブ化を進めるとともに、国内外への発信のためのWebページを作成する。

■ 実施者名

嶺元大和(みねもと・やまと)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

音楽/クラシック音楽

福岡県筑紫野市出身。大学在学中よりプロ活動を始め、これまでに200本以上のコンサートやイベント、LIVEなどに出演。2023年に、エンターテイメントを通じて名古屋や東海地方を更に魅力的な街にする「YAMATO One-up Project」を立ち上げ、名古屋だけでなく全国にその魅力を発信している。自らの手で生み出す音楽と飲食や文化の融合を目指し、独自の手法と音色で地方創生の一翼を担う。自作の楽曲を収録したポートフォリオとしてCDを制作し、自身が進める「音楽と名古屋の飲食文化のコラボレーションプロジェクト」推進の一助とする。

 

■ 実施者名

山口麻加(やまぐち・あさか)

■ 採択金額

¥300,000

■ 芸術分野

美術/現代美術

1991年大阪府生まれ。モノタイプやコラグラフなどの版画技法を用いて、紙やインクといった物質とイメージの関係性を追求している。また、2016年より名古屋市内でオルタナティブ・スペース「波止場」を主宰し、展覧会やイベントなどの企画も行う。近年の主な展覧会に「エマージング・アーティスト展 part2」(銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京都、2021年)、「VOCA展2020」(上野の森美術館、東京都、2020年)、三人展「田中藍衣・守本奈央・山口麻加」(愛知県美術館8Fギャラリー、2019年)などがある。2023年10月に予定している愛知県内での展覧会に際して、自身の展示の記録集を日・英バイリンガル表記で作成する。アーティスト・イン・レジデンプログラムへの応募など、今後の海外での活動への手掛かりとすることを目指す。

 

■ 実施者名

ヨダアミ

■ 採択金額

¥200,000

■ 芸術分野

音楽/即興音楽

うたったり、とんだり、ほえたりする、即興ボイスパフォーマー。幼少より木や岩を遊び場に育ち、身体感覚を養う。2004年愛知県立芸術大学美術学部芸術学入学。在学中に自由即興バンドGeonori(ジオノリ)に参加し、即興演奏に魅せられ、声を中心に全身で表現する独自のパフォーマンスを開始。これまで名古屋を中心に全国のライブイベントやアートイベントなどに出演。国内外のコンペティションや音楽・アートイベントに向けて効果的にプレゼンスを示して活動範囲を拡大するため、自身のボイスパフォーマンスを収めた音源を制作し、音楽配信サービスを介して発信する。