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パイロット事業
2024.2.9
クリエイティブ・リンク・ナゴヤはこのたび、若者をとりまく様々な問題に取り組む「一般社団法人愛知PFS協会」と協働し、若者たちの居場所づくりをアートで応援する活動を実施します。
2023年11月から2024年3月まで、第一火曜日の夜、サカエヒロバスの「#栄でチルする?」会場に現代美術のアーティストが登場します。この会場では、誰もが自由にVRアート、ARアート、空中にライトを使って描くライトペインティングや編み物などの作品を鑑賞し、アーティストとともに作品制作にトライすることができます。
社会課題に取り組む団体と連携し、アートを通じてコミュニケーションの輪を広げることにつなげようとするクリエイティブ・リンク・ナゴヤの新たな取り組み、ぜひご注目ください!
場所 | サカエヒロバス 「#栄でチルする?」会場(名古屋市中区栄3丁目5−10) | |
日程 | 2023年11月7日(火) | 18:30~21:30 *主催者の都合により17~20時から変更となりました |
2023年12月5日(火) | 17:00~20:00 | |
2024年1月9日(火) | 17:00~20:00 | |
2024年2月6日(火) | 17:00~20:00 | |
2024年3月5日(火) | 17:00~20:00 |
イベント内容
サカエヒロバスで行われている「#栄でチルする?」のゆったりとしたイベント形態を維持し、現代美術のアーティストがアート活動を行います。
参加者はだれもが自由に鑑賞したり、アーティストとともに作品制作をすることができます。
「#栄でチルする?」とは?
「#栄でチルする?」は名古屋市の事業として一般社団法人愛知PFS協会に委託して行われている、青少年のための居場所づくりイベントです。毎月第一火曜日にサカエヒロバスの人工芝エリアで行われており、キャンプチェアやベンチを出し、待ちゆく若者がのんびりとそこで過ごしています。
また、悩みのある子ども・若者には相談に乗り、本人の希望に応じて必要機関の紹介などをしています。
一般社団法人 愛知PFS協会
子ども・若者をとりまく様々な問題に取り組む団体。さまざまな問題を抱えた子どもや家族の心のケアを中心に、「ひとりひとりの未来へのサポート(Personal Future Support)」を活動の中心に置いて活動している。通信制高等学校サポート校「名古屋みらい高等学院」、児童発達支援/放課後等デイサービス「アフタースクールPFS」などの自主事業の他、行政からの様々な委託事業を運営
「#栄でチルする?」は、2022年より「名古屋市子ども・若者の居場所づくりモデル事業」としてサカエヒロバスにて月1回程度実施している。
今回のプロジェクトは、代表の星野智生氏が、アーティストと行うアート活動に、子どもたちの自己表現の可能性や、つながりづくりの可能性を感じ、クリエイティブ・リンク・ナゴヤとの協働が実現。
設楽陸(したら りく)
1985年 愛知県長久手市生まれ。愛知県在住。
これまで一貫して、ゲーム的世界観、仮想、妄想、自身の内なる物語をテーマに絵画や立体などを制作してきた。コロナ禍を契機に、VR (仮想現実)のスタジオでも制作を開始。主宰する「タネリスタジオ」とVRを行き来しながら、現実と仮想の融合や、実存について模索している。
2023年7月~9月まで岐阜県美術館にで「アーティスト・イン・ミュージアム」に参加。
今回はVRを使った野外スケッチを実施する。また、広場の中にAR展示をして、スマホで展示を見られる仕組みを制作予定。作品制作や鑑賞を通じて、日常空間から解き放たれることで、参加者が自分自身を見つめることにつなげる
過去の作品ギャラリー
トーチカ(ナガタタケシ+モンノカヅエ)
カメラによる長時間露出とコマ撮りアニメーションを融合し、ペンライトで絵を描くことでアニメーションを作る「ピカピカ」を編み出す。様々な地域やコミュニティで、人々とワークショップを行い、一緒に作品制作を行うことで人々のつながりを生み出す。
近年はARの手法を使ったARグラフィックウェブアプリケーション「Street Writer」を開発し、誰もが気軽に参加できるAR上の遊び場をつくり、表現を通じたコミュニティの創造を目指している。
主な作品として、『PiKAPiKA』(文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞 [2006])、『TRACK』(オランダ国際アニメーション映画祭ノンナラティヴ部門グランプリ・観客賞グランプリ [2016])など。
今回は「ピカピカ」の手法を使い、参加者とともに作品を制作する。作品制作を通じて、ヒロバに集まる子ども・若者たちのつながりをつくり、サカエヒロバスから新たな文化の発信につなげる。
過去の作品ギャラリー
宮田明日鹿
1985年愛知県生まれ。三重県在住。
ニット、テキスタイル、改造した家庭用電子編み機、手芸などの技法で作品を制作。
手芸文化を通して様々なまちの人とコミュニティを形成する港まち手芸部を企画運営し、手芸部を各地で立ち上げている。おしゃべりしながら編む手を動かし、何気ない会話を交わすなかで、見過ごされてきた出来事や家のなかの事柄も社会と密接につながっていることを参加者自身が再認識する作業を試みている。
近年の主な展覧会等に 国際芸術祭「あいち2022」、「名古屋×ペナン同時開催展:名古屋文化発信局」Minatomachi POTLUCK BUILDING(愛知)2021 等
今回、「宮田明日鹿の出張手芸部」として毛糸や、糸で編み物を体験するブースを設置する。手を動かしながら、自然な会話を生み出し、参加者が創作活動を通じて、自己表現や自己発見の機会につなげることをめざす。
過去の作品ギャラリー
本イベントは、クリエイティブ・リンク・ナゴヤのパイロット事業の一環として、まちなかで市民とアーティストの出会いの機会やアート鑑賞もしくは体験機会の創出を通じ、文化芸術の多様化やまちづくりへの貢献手法を探る企画です。
企画協力:青田真也、吉田有里
イベント問い合わせフォーム:https://creative-link-nagoya.jp/contact/