助成・支援
Grants & Supports
募集終了
下記は募集要項の概要です。詳細についてはかならず募集要項PDFをご確認いただいた上で、ご申請ください。
1.趣旨
本助成は、文化芸術と様々な分野(観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等)が連携する事業を支援します。アーティストやクリエイターの創造性が発揮できる場を拡張し、名古屋で文化芸術の担い手の育成と、質の高い芸術創造活動につなげることを目的とします。また、様々な分野の事業者や団体においても、アーティストやクリエイターの視点を取り入れることで、相乗効果や波及効果を生み出すこともねらいとしています。本助成では助成金の交付に加え、クリエイティブ・リンク・ナゴヤのスタッフが事業実施に関する相談支援等の伴走型支援を行います。
2.助成金額・助成率
3.採択予定数
社会連携活動助成 A:5件程度(うち継続プロジェクト1件程度)
社会連携活動助成 B:1件程度
4.助成の対象
(1) 対象者
以下のいずれかに当てはまる、申請事業を主催する個人または団体(団体の場合、法人格の有無は問わない)
(1)名古屋市内に在住・在勤している個人
(2)名古屋市内に所在地のある団体
(3)名古屋市内を主な活動拠点のひとつとしている個人または団体
(2) 対象となる活動
・次に該当する事業で、かつ広く市民に公開されるものであること
社会の幅広い分野の個人・団体が主体となり、文化芸術、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等の様々な分野のステークホルダーが連携して取り組む、美術・音楽・舞台芸術(演劇・舞踊等)・映像等を用いた公演・展示・アートプロジェクト・イベント 等で、申請者が主催するもの
(3) 対象となる活動の実施期間
2025 年 7 月 14 日(月)以降に開催し、2026 年 3 月 1 日(日)までに終了する活動
(4) 対象となる活動の実施場所
名古屋市内
5.募集概要
(1) 申請書類受付期間
2025年5月1日(木)~5月29日(木)最終日15:00
(2) 申請書類
下記書類を全てそろえ、期日までに提出してください。
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企画に関するもの |
申請者に関するもの |
① 助成金交付申請書(第1号様式) ② 収支予算書(第2号様式) ③ 事業計画書・企画書(様式任意) |
④ 活動実績を示す資料 ⑤ 団体の定款またはこれに類する規約・会則 ※資料の様式等、詳細については募集要項を確認してください |
(3)申請書類ダウンロード先
このページ下部よりダウンロードしてください。
(4) 申請方法(5月1日より申請受付開始)
① このページ下部の「8.助成申請フォーム」のボタンより助成申請フォームへ進んでください。
② フォームにて必要情報を入力し、申請書類を添付した後、送信ボタンを押してください。
6.審査の流れ
(1) 一次審査(書類)
※ 審査結果は2025年6月13日(金)までにメールで通知いたします。
(2) 二次審査(プレゼンテーション面接)
一次審査通過者に対して、プレゼンテーション面接を行います。
・面接予定日
2025年6月26日(木)
・面接時間・会場
一次審査通過通知と併せて通知します。
・プレゼンテーション方法
事業計画書・企画書に沿って説明していただきます。審査員には印刷して配布しますが、PC及びプロジェクターを使用する場合は申請者ご自身で操作してください(機器は事務局で用意したものを使用します)。
7.事前相談会(対面・オンライン)
助成事業に関する相談会を開催します。詳しくはこちらのトピックス記事をご覧ください。
8.助成申請フォーム
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2025年度の助成申請受付は終了しました。
<注意事項>
※事前にすべてのPDFファイルをご準備ください。
※各書類のファイル名は募集要項PDF「12 (3)申請書類のファイル名について」に従い設定してください。
※社会連携活動助成の収支予算書(エクセル形式)を、セルの追加と削除ができるように修正いたしました。(2025年5月20日)
詳細は「2025年度CLN社会連携活動助成募集要項(PDF形式,877.37 KB)」をご覧ください。
2025年度CLN社会連携活動助成募集要項(PDF形式,877.37 KB)
助成金交付申請書_社会連携活動助成(DOCX形式,45.95 KB)
収支予算書_社会連携活動助成(XLSX形式,85.74 KB)
採択結果
社会連携活動助成Aは5件、社会連携活動助成Bが1件の採択となりました。
社会連携活動助成A
文化芸術が観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等と連携した事業
(助成上限額:100万円)
応募数:76
採択数:5
(うち継続採択1)
概況
助成の区分は昨年度から変更なく、A・Bの合計申請数は昨年度より微増の85件となりました。
Aでは採択数5件に対し申請数は76件と倍率は約15倍となりました。新規採択4件は、障がいの有無にかかわらず音楽やアートを楽しむ市民参加型イベント(北区)、障がい福祉事業所を地域の創造的拠点としてアートや地域文化を融合させた周遊型イベント(中区)、文化的な施設やイベントが少ない地域の商店街での空き家などを活用した芸術祭(名東区)、まちの活性化や観光への貢献と名古屋のアート界の振興をめざすアートフェア(中区)となります。また継続事業としては、都市の緑化への問題提起をアートの手法を用いて訴求するプロジェクト(名古屋市内)が採択となりました。
助成上限金額が200万円の大型事業向け助成であるBには、9件の申請がありました。採択された1件は鶴舞地域の歴史や人をテーマとした市民参加型パレードの3年目として、地元のまちづくり団体や企業、ビジネス拠点などとの協力体制を得てスケールアップしたプロジェクト(昭和区・千種区)です。
まちづくり、福祉、観光、産業など複数の分野にまたがる担い手がそれぞれの活動を拡張し社会に訴求するために協働し、文化芸術を実効的に活用していく事業が採択されました。
採択事業・採択者紹介

■ 事業名
ART FAIR NAGOYA 2026
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
ART FAIR NAGOYA 実行委員会
■ 活動領域
美術
■ 連携先の分野
観光
■ 期日・会場
2026年2⽉6⽇(⾦)〜8⽇(⽇)(予定) ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(中区)
「アートと暮らす」をテーマに、金山エリアにてアートフェアを開催。地域の企業・団体、芸術大学等と連携した多彩なコラボレーション企画も展開する。名古屋のアートマーケットの裾野拡大を通じアーティストの活躍の場を広げ、芸術による地域振興を目指す。
【プロフィール】
2024年4月、「アートリンク金山」でのアートフェア開催を目的に「NAGOYA ART COLLECTION 2024実行委員会」を発足。11月には市内14ギャラリーが集うアートフェアを旧名古屋ボストン美術館で開催。2025年に現名称へ変更し、名古屋のアートシーンの活性化を目指して活動している。
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■ 事業名
あっぱれちよだ!ありがとうまつり/SFRN×ムーンスター×Panio展示会
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
SFRN(さふらん生活園)
■ 活動領域
福祉
■ 連携先の分野
美術、まちづくり
■ 期日・会場
2026年2月下旬
千代田エリア各所(中区)
生活介護施設「さふらん生活園」が所在する千代田エリアの近隣店舗等と協働しサーキット型イベントを開催。施設利用者によるアートの展示や、地元企業とのコラボレーショングッズなどを展示販売、パフォーマンスなども実施。多様な人々が共に暮らす地域コミュニティの持続的な形成を目指す。
【プロフィール】
名古屋で38年続く生活介護施設「さふらん生活園」から生まれたアートコレクティブ。知的障がいのある方と職員が共に創作活動を行い、評価にとらわれない自由な創造を通じて、多様な価値観を社会に提示することを目的としている。
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■ 事業名
多様性を包括する市民参加型 クリエイティブワークショップ、!⇄!(インターチェンジ)
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
加藤 海凪
■ 活動領域
福祉
■ 連携先の分野
美術、音楽
■ 期日・会場
2025年11⽉上旬(予定) ⾦城市場(北区)
障がい福祉施設による展示、アーティストのライブパフォーマンス、トークセッションなどを実施。障がいの有無にかかわらず、多様な背景を持つ市民とアーティストが共創する複合イベントを目指す。
【プロフィール】
名古屋出身、明治大学3年生。株式会社SAFEID代表。知的障害のある弟と社会福祉士の母の影響で、高校3年時よりファッションを通じて障害のユニークさや面白さを広める活動を開始。2024年にイベント「!⇄!」を主催。Forbes JAPAN「NEXT100」選出、2025年東京都主催のファッションコンペ「NFDT」特別選抜賞受賞。
!⇄!(インターチェンジ)| X(旧Twitter) / Instagram
SAFEID| Instagram

■ 事業名
第一回 名古屋裏山芸術祭
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
名古屋裏山芸術祭実行委員会
■ 活動領域
まちづくり
■ 連携先の分野
美術
■ 期日・会場
2025年11⽉1⽇(⼟)〜24⽇(⽉・祝)の⼟⽇祝 計10日間
未完美術館、空き店舗2箇所ほか(名東区)
名古屋中心部から見て東山の「裏」にあたる西山商店街を中心に芸術祭を開催。倉庫を改装した「未完美術館」のほか、空き店舗も会場として活用し、国内外から招へいするアーティストたちによる展示やワークショップを実施。地域に根差した新たな文化拠点を創出する。
【プロフィール】
2025年発足。名古屋市東部での芸術祭開催を通じ、文化芸術の発展を目指す。代表は建築家・植村康平、副代表は美術家・ヤスダキヨシ。ともに名東区在住。植村は西山商店街での空き家設計をきっかけにまちづくりに関わり、2020年からは「未完美術館」プロジェクトも展開。

■ 事業名(継続採択)
Let It Green!
■ 採択金額
¥1,000,000
■ 実施者名
Communis
■ 活動領域
まちづくり
■ 連携先の分野
美術、造園
■ 期日・会場
2025年10⽉の土日(予定) 都市公園、公開空地、空地等(名古屋市内)
建築家を中心とする団体が、「都市の緑」をテーマにアーティストや造園家と協働するアートプロジェクト。学びを中心とした前年度から展開を広げ、ワークショップや街歩き、マルシェ、セミナーなどを実施。アートの視点から、都市の緑、都市景観、環境を考えるきっかけとする。
【プロフィール】
2024年名古屋にて設立。建築・美術・映画・文学・その他広範に文化一般を関心の対象とし、それらについて思考・愛好する人々の交流を目的とする。2024年度に「Plant It Green!」を開催。2025年度実施の「Let it Green!」はその続編となる。
社会連携活動助成B
観光・まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等と連携した文化芸術事業
(助成上限額:200万円)
応募数:9
採択数:1

■ 事業名(継続採択)
Metamorphosis Ⅲ
■ 採択金額
¥2,000,000
■ 実施者名
Mas Nagoya(マス・ナゴヤ)実行委員会
■ 活動領域
美術
■ 連携先の分野
まちづくり
■ 期日・会場
2025年11月9日(日)*雨天時は 11 月 16 日 (日 )に順延 鶴舞公園(昭和区)
現代美術家マーロン・グリフィスが地域と共に創る、鶴舞をテーマにしたパレードの第3弾。パレード参加者は衣装づくりワークショップ「マスキャンプ」にも参加する。そのほか地域主体のお祭りでのプレイベントや出張ワークショップも開催。地域の多様な人々をつなぐプロジェクト。
【プロフィール】
トリニダード・トバゴ出身の現代美術家マーロン・グリフィスが鶴舞周辺で展開するアート活動を通じて、地域の発展、住民の交流促進、異文化交流、アートによるまちづくりの促進を目的とする団体。2024 年設立、同年に「Metamorphosis Ⅱ」を実施した。